トランスアメリカ
年越しは「トランスアメリカ」を見ました。とてもよかったです。これを関西クィア映画祭で上映できなかったのは、残念!というくらい。
SRS(性再指定手術)を間近に控えたMtFのブリー。でも急にNY警察から電話が。ブリーが男性として暮らしていた時代につくった子ども・トビーの保釈金を払い身元引受人に、という連絡だった。SRSをしたいのなら子どもとの関係をきっちりしろとカウンセラーに言われ(そうでないと同意書にサインをくれない!)、しぶしぶ迎えに行くブリー。結局二人でアメリカ大陸横断の旅をするというロードムービー。この映画、実は「家族関係」がテーマですね。だからメジャーでも売れやすかったのかもしれない(笑)。最後の、ブリーとトビーとがお互いの持つ文化圏の違いをさや当てしているところとかは、確かにいい感じがして、私は好きです。
ブリーが結構カウンセラーに嘘をついているとか、先住民の文化を利用主義的に認識しているところとか、TS(トランスセクシュアル)であるブリーがTV(トランスベスタイト・異性装者)を若干差別的に見ているところとか、トビーが「赤の他人」のトランスジェンダーを結構受け入れているのに「自分の父親」がTS女性であることは受け入れられないこととか、なかなか実際にありそうな感じがして、楽しかったです。
あと、トビーカワイイです!!萌え(ハート)
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