ばらいろのウェブログ(その3)

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今週末は「第1回京都トランスジェンダー映画祭」へ!


 日本で初めて、トランスジェンダーをテーマにした映画祭です。
 オランダでは隔年でトランスジェンダー映画祭が開催されていますし、その他の国でも時々トランスジェンダー映画祭は開催されていますが、あんまり長続きしていません。長続きすると良いな、と思いつつ、「第1回」を開催します。
●オランダ・トランスジェンダー映画祭


We are Transgenders 考えてみれば、「We are Transgenders.〜性別を超え、自分らしく生きる!〜」はちょうど10年前の作品です。亡くなってしまった森田MILKさんや、若き日のミーさんも映っています。この10年で、SRSも公然と行われるようになり、性別変更特例法もでき、性同一性障害という言葉が普及し、ずいぶんと状況が変わりました。でも、大切なことは、性同一性障害という言葉が普及するはるか以前から、様々なトランスジェンダーの人達が実際にそれぞれ多様に生きていた、ということでしょう。
 様々な人の取り組みによって事態はずいぶんと前進しましたが、しかしまだまだ途上です。これまでの10年を振り返り、これからの10年を展望するような、映画祭にしたいです。


 今回の映画祭には、東京より、「愛ダホ」の遠藤まめたさんも来てもらえます。関西の若手だいちゃんと併せて、フレッシュなトークになるのではないかと期待もしています。
●”俺オンナ”の取り乱し


 ということで、今週末は京都におこしやす(^^)/


***第1回京都トランスジェンダー映画祭(5/31)のお誘い
http://kansai-qff.org/2008/spring/20080531.html


 正直に生きたい!素直でいたい!表現したい!「私たち/ボクたち」はここにいる!
 トランスジェンダーの映画ばかりを集めて上映する、日本国内では初開催のトランスジェンダー映画祭が、今週末5/31に京都で開催されます。
 第7回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でグランプリを受賞した日本のドキュメンタリー「We are Transgenders.〜性別を超え、自分らしく生きる!〜」や、世界の映画祭でも上映されている作品を多数揃えました。またMtFFtMの作品もバランスよく揃え、更にトランスジェンダーフェミニズムとの関係を探る作品も上映するなど、関西クィア映画祭でしかできないような深みのある作品ラインナップにもなっています。
 映画だけではなく、「We are Transgenders.」の尾川ルル監督の挨拶も予定し、「愛ダホ」でも活躍する遠藤まめたさんも東京から来場して発言してくれます。上映後には交流会も予定するなど、まさに「映画祭」として盛りだくさんの内容です。勿論どなたでもご参加いただけます。(予約不要です。直接会場にお越し下さい)


※「トランスジェンダー」とは、出生時に振り分けられた性別とは異なる性別で生きようとする人のこと。性同一性障害の人も含む幅広い言葉です。


【第1回京都トランスジェンダー映画祭】
■日 時:2008年5月31日(土)午前11時開場
■会 場:京都大学・文学部新館・第3講義室
    (企画会場は建物の2階にあります)
   市バス「百万遍」「京大正門前」から徒歩5分
   京阪「出町柳駅」から徒歩20分
■入場カンパ:
 10代の人
  1プログラム 800円 1日通し 2000円
 20歳以上
  1プログラム 1000円 1日通し 3000円
■主 催:関西クィア映画祭
     http://kansai-qff.org/
■問合せ:以下からメール(お薦め)
     http://kansai-qff.org/mailform/
     メール info★kansai-qff.org(★→@)
     電 話 080-3820-2731
■共 催:文学部自治会学友会 常任委員会


●どんな作品があるの?
 詳しいプログラムはこちらへ(専用サイト)
http://kansai-qff.org/2008/spring/20080531.html


■■簡単なプログラム紹介■■
●「100%Woman」
カナダのマウンテンバイク選手ミシェル(MtF)のドキュメンタリー。ミシェルはカナダ選手権では優勝もするが、ほかの女性選手から「女性としての参加を認めるべきではない」との抗議も受ける。
●「We are Transgenders.〜性別を超え、自分らしく生きる!〜」
(尾川ルル監督の挨拶あり)
関西で、日本で、あなたの隣で実際に暮らしている様々なトランスジェンダーを記録した貴重なドキュメンタリー。第7回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭ではグランプリを受賞。
●「トランスジェンダーではない人」の社会的特権
(ひびの まことの講演)
性別のあり方が典型的ではない人達、様々なレベルの性別が単純ではなく多様性がある人達、つまりトランスジェンダーの人達が、典型的で単純な性別しか持たない人達と「対等に」扱われている社会とは、どういうものか。
●「男子であること」
(遠藤まめたさん・だいちゃん・ひびの まことのパネルトークあり)
3人のFtMとその友人やパートナーが、自分の言葉でトランスの道を語るドキュメンタリー。フェミニズムトランスジェンダーとの関係についても考えさせられる作品。
●「床屋のトコさん」
80年代初期のソウル郊外の物語。
●「ヘルプライン!」「ドライブスルー」
トランスジェンダーが創ったトランスジェンダーのための短篇アニメーション。
●「フィッツジェラルド、ここに眠る」
FtMのポールとゲイのゴードンとのほのぼの友情物語。

※交流会もあります!
■■■■


●「関西クィア映画祭」って何?
http://kansai-qff.org/2008/about.html

●スタッフを募集しています
http://kansai-qff.org/2008/CM.html

●上映作品大募集!
http://kansai-qff.org/2008/sakuhin.html

●日本語字幕を貸し出します
http://kansai-qff.org/jimaku/


■■予告■■
次回の「第4回 関西クィア映画祭」は
2009年1月下旬に HEP HALLで開催予定!


※転送転載歓迎です!