ばらいろのウェブログ(その3)

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性別ミックスのエロ・パーティ


 一昨日の夜は「女性上位時代」というミックス・エロ企画に行ってきました(但しホンバン禁止)。というか、この企画、知った時は「入場料高すぎ」という印象が強かったんですが、お知り合いが主催していたので、せっかくなのでということで一度行くことにしたのです〜。で、結構楽しかったです。久しぶりのハッテン場(笑)。ハッテン場と書いたけど、この企画は正確には性行為が目指されているのではなく、性のタブーや性の隠蔽抑圧を取り除いて、性やエロを含めてコミュニケーションする場を創ろうとしている、という感じでしょうか。
 私も以前「性別やセクシュアリティーがミックスのハッテン場」が作れないかと思案したこともない訳ではありません。前に友人達と住んでいた家でパーティーを開くとそれっぽくなったり(だから、追い出されたのかも)、「リコン♥リコン--祝ご離婚--」という企画をした時はまさに「ミックスでエロを楽しむ場」(注:エロとはホンバンのことを意味しているのではない)になっていたんだけど、やっぱり「性別ミックス」は難しい。特に「勘違いした男ジェンダー」の取り扱いは、とっても面倒なのよ。
 その点、今回の企画は、客の教育もそれなりにちゃんとできている感じでした。また企画自体がこれまでの企画の積み重ねの上にあるようだったし、もっと言うと各種のSMバーのネットワークで創られている企画という面も大きいですね。やっぱりエロを「特別なコミュニケーション」としてではなく、「沢山あるコミュニケーションの一つ」として自由に扱うのは、ワーカー同士のネットワークもあって客の教育もしつつコミュニティーを創っているSMやストリップなどのセックスワーカーのネットワークが、一歩先を行っているのは確かかも。あと、ハッテン系のゲイのコミュニティーもね。
 私自身のことをせっかくなので書いておくと、恥ずかしながらゲイのハッテン場を知るまでは、本当に性については奥手の、勇気のない「むっつりスケベ」見たいな感じで、「性は特別なこと」と思いこんでいました。それがハッテン場に行きだして、セックスするかどうかということは言葉で交渉可能な事項だと言うこと、セックスしたいという事を相手に示してもいいこと、断られても過剰に自己否定する必要はないこと、などを学びました。あぁ、若かりし自分!
 ということで、一昨日は、体力の衰えも自覚させられつつも、薔薇の香りのローション風呂にも入れたし、竿をとった手術跡も見せてもらえたし、「女性ホルモンだけでそこまで大きくなるんだ」との感動を覚えたオッパイも見れたし、いろんな人とも会えたり話せたし、充実した楽しい企画でした。あと全く思いがけずYさんに会えたのも、とてもうれしかったですよ〜。