ばらいろのウェブログ(その3)

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ボランティアセンターのYさんを支える会


以下、頂いたメールの転載です。


【参考】ボランティアセンターのYさんを支える会

(転送歓迎)


『名古屋ボラんぽセンター連続解雇事件』のインフォメーション

次回の行動…

現在、YさんはNPO法人ワーカーズコープに対して、地位確認の仮処分申し立てを行っています。


1月12日、13時30分から地方裁判所にて、第三回目の審尋(審理)があります。
応援してくださる方は、13時00分頃に、名古屋地方裁判所の2階ロビーにお越しください。

今回までのらすじ…

Yさん側は、NPO法人ワーカーズコープに対して、解雇の無効と職場復帰を求めて提訴しました。


NPO法人ワーカーズコープは解雇の理由として

  • 「労働契約ではなくて就労契約である」(雇用関係の否定←違法行為?)
  • NPOセンターからの情報流出の原因と懸念される大掃除はしていない」(しかし荷物は移動させた←自己矛盾?)
  • 名古屋市に情報誌の発禁を求められたが、Yさんらが応じなかったことで、名古屋市に指定管理を取り消される恐れがあった」
  • 「Yさんは職場会議を無断欠席した」
  • 「Yさんは態度が悪い」


などをあげてきました。
とくに松垣所長の出してきた供述書は、労組の行動を延々とメモしていた日記のようなもので、長過ぎるものでした。
労組嫌悪を明らかにして、イジメの先頭に立っていた職員KYの提出した供述書は「松垣所長が神様に見えた」という、変わった内容のものでした。


ところが、ワーカーズコープ側からの証拠資料には、情報誌発行禁止の話や指定管理取り消しの話は、とくに証拠はありませんでした。
また「Yさんらが情報誌を勝手に発行した」という話も、実は編集発行を主な業務として行っていたのは、Yさんではなく、他の職員であったことが発覚。


さらに、ワーカーズコープ側は、Yさんが「業務命令に従わなかった」「会議を無断で欠席した」と言ってきましたが、
その業務命令は女性差別の疑いの濃厚なもので、Yさんではない現場職員の反発によって霧散してしまっていたこと、
さらには、無断で欠席したといわれた会議は、賃金も発生しないにもかかわらず、業務命令は出るという「QCサークル」のようなものであることが判明しました。


またワーカーズコープ側はYさんに対して「態度が悪い」と難癖をつけていますが、当時職場では、無理難題を吹っかけるのにNPOセンターにいないし、仕事も覚えない
という松垣氏は総スカン状態になっており、Yさん以外の人たちからの拒否反応のほうが強かったことが語られました。


Yさん側は、Yさん自身による詳細な事実を記した供述書を提出するとともに、
ふれあいユニオンの酒井徹氏による、労組結成の際の出来事を述べた供述書を提出しました。


Yさんの供述書はかなりの長さになりましたが、Yさんが「いずれは常勤に」という約束で就労してから「監禁査問」されるのまでの、すべての出来事を克明に述べたも
ので、
「組み合い潰し」「脳内出向」などをはじめ、ワーカーズコープが名古屋市の指定管理の施設内で、いかに無茶な運営をしているのかを述べたものでした。
酒井委員長の供述書は、松垣市の提出した供述書にかかれている「労組結成通知」の出来事の、虚偽の内容を暴いたものでした。

酒井氏は、一連のボランティアセンター事件の発端ともいえる「KY解雇事件」の際にも現場に駆けつけて、不当解雇撤回をともに戦ってくれた人でした。


次回は、Yさん側が認否を提出。
審理は大詰めに入っています。


*:QCサークル活動
トヨタ自動車で行われていた時間外活動。
生産現場の従業員が勤務時間外にグループで生産性向上などに取り組むQC(品質管理)サークル活動。自主的な活動とされながら、生産現場の従業員約4万人の全員
参加が原則となっていて、活動の成果は人事評価の対象となっている。このため、位置づけが不明確で、サービス残業の温床となっていた。
2007年11月の名古屋地裁がQCサークル活動についても「業務と判断するのが相当」との判断を示した。

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