ばらいろのウェブログ(その3)

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関西レインボーフェスタで「天皇制社会日本に抵抗するクィア有志」としてブースを出し、米国領事館の人に『NO U.S. BASES in OKINAWA or KYOTANGO』『沖縄にも京丹後にも どこにも 米軍基地いらない』ののぼりを見せて抗議しました


 この前の土曜日は大阪の扇町公園関西レインボーフェスタがありました。そこで、「天皇制社会日本に抵抗するクィア有志」としてブースを出し、展示を行い、ビラを配りました。黒くて大きなバナーはフェスタ会場でも、そしてパレードの時もとても目立っていて気持ちよかったです♪また実は、ブースではのんびり寝ていられると予定していたのですが、当日はそうならず、何人もの人達がブースを訪れてくれて、展示を読み、また意見交換することが出来ました。とても充実した一日でした。
 やっぱり、フェスタで沖縄のこと・基地問題を取り上げることについて「そんなこと、ここでやることか?」と思っている人もいて、丁寧に議論できたのは収穫です。私自身も、より一層言語化が進みました。また同時に、基地問題を取り上げていることをほんとうにうれしいと思って来てくれた人もいて、フェスタみたいな場、セクマイ関連の集まりで言い出しにくいことがあること、暗黙のタブーがあることを可視化する効果が実際にあったようにも思いました。


 また、今年は初めて関西でも、米国領事館関係者がステージに登壇してのスピーチがありました(去年は、リネハン領事、米国政府機関一時閉鎖のあおりを受けてーという理由でー登壇はなかったんです)。そこで、写真のような大きなのぼりを掲げて、抗議しました。前から言っていますが、辺野古や高江、京丹後での現地での闘いも不可欠ですが、それだけでは一時的に工事を止めるのが精一杯で、そういう現地闘争の一方で、他の様々な場所で、1人1人が「米軍基地いらない」の声をちゃんとあげていくことが、絶対に必要です。それを、各自が、各自に自分の場所ですべきなんです。そういう強い思いがあり、大きなのぼりになりました。
 米軍基地問題は、実は日本政府こそが新基地建設を進めているという面もあり、米国政府にだけ抗議しても不十分ではあります。でもやはり、実際に目の前に米国政府の代理人がいたとき、米軍基地の抗議をしないことこそ、無責任だとの思いからの行動になりました。こういった行動を見て、米軍基地問題を考え始めてくれる人が一人でも増えることを願っています。

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【お誘い】来週10月11日(土)の関西レインボーフェスタと関西レインボーパレードで「STOP!日本人中心主義」「天皇制社会日本に抵抗するクィア有志」のバナーを掲げよう!


 来週10月11日(土)は、大阪の扇町公園で、関西レインボーフェスタと関西レインボーパレードが行われます。
 フェスタの方には『天皇制社会日本に抵抗するクィア有志』名義でブース出展します。日本社会とセクマイの運動の中に具体的にどんな差別があるのか。レイシズム植民地主義に反対するセクマイ運動をつくるために必要なことは何か。セクマイ・LGBT系の運動の主流化が激しい昨今ですが、共に考え、声をあげていきましょう!
 また、パレードでは「STOP!日本人中心主義」などと大きく描かれたバナーを持って歩きます!7月20日「仲良くしようぜパレード」で掲げた黒いバナーです!
一緒に歩く人も大募集!お気軽にご連絡ください。



問題提起「日本の性的マイノリティー運動の中にどんなレイシズムがあるか」

 パレード名称が「レズビアン&ゲイ」だった頃、バイセクシュアルやトランスジェンダーの主張をしたら「ここでするな/他所でしろ/運動妨害するな」と言われた。今は、オスプレイや沖縄の基地問題、日本のレイシズム植民地主義を問題提起すると、同じ目にあう。
 米国総領事の講演で「オスプレイ反対」を伝えようとしたら主催者に囲まれ妨害された、エイズ文化フォーラム京都。「オスプレイ反対」の看板を持参したらパレード参加を拒否された、虹色どまんなかパレード。クィア学会の日本語要件松浦大悟参院議員の国会質疑「セクマイだって日本国民」
 ガザで大虐殺を行うイスラエル政府がLGBTの人権を持ち出して東京レインボープライドに公式に参加し、沖縄の民意を無視した辺野古新基地建設が強行され、日本社会の排外主義が街頭でのヘイトスピーチとして現れつつある今だからこそ、セクマイ運動とレイシズムについて考えてみませんか。
 関西レインボーパレードでのハガキ作戦や、関西クィア映画祭での取組みについても、ぜひ知って欲しいです。(ひびの まこと)


2014.7.20|仲良くしようぜパレード2014|大阪・御堂筋


 最近は『日本人中心主義に反対するクィア有志の会』という名前を使ったり、今回のように『天皇制社会日本に抵抗するクィア有志』を名乗ってみたり、いろいろ迷いながら動いている感じです。後者の方が包括的に主張を伝えられるけれど、前者は課題を一つに絞った分の訴求力はありますね。名前としてどちらがいいか、これもご意見、お聞かせください。

「ジェノサイドの時代の愛」 詠唱:ハイダル・イード

 以下に書かれている岡さんのお母さんのお話とは異なりますが、私自身も、大学に入った頃、先輩たちが明確にパレスチナを擁護し、「一方的に」イスラエルを批判している(ように見えた)にに対して、素直に賛成は出来ませんでした。それは、紛争に対して「あまりに一方的」に見えたのです。
 でも、実際に現地に行ってみて分かったことは、その先輩たちの路線が正しかったということです。
 イスラエル/パレスチナ間の問題は、イスラエルによる不当で一方的な侵略と占領と、それに対するパレスチナの正当な抵抗です。もちろんイスラエル人にもいい人や素晴らしい活動家もいるし、パレスチナ社会にも問題がたくさんありますが、そういった議論をするためにも、「イスラエルによる侵略と占領に反対する」という立場と認識を明確に確立する必要があると私は今は思っています。南アフリカのダーバンで開催された人種差別に反対する国際会議で、「シオニズムはレイスズムである」と主張されている(それを巡ってもちろん米国が退席するなど大問題になった)こと、そのラインを譲れない一線として動いてきた歴史があることなどを思うと、その思いは一層強くなります。
 話が長くなりました。また転載となりますが、是非お読みください。

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「怪物と闘う者は、自らも怪物とならぬよう心せよ」

■拡散歓迎■


京都の岡真理です。


2008年-2009年のキャストレッド作戦のとき、地上戦を前にイスラエルは、外国人のみガザを出ることを許可しました。そのとき、ガザにいた何人かのインターナショナルズ[占領下のパレスチナ人の人権擁護活動をする外国人アクティヴィスト]は、ガザにとどまることを選びました――彼らの命より、私たちの命の方が価値があるのですか…?と言って。


そのひとり、イタリア人のヴィットリオ・アッリゴーニさんは、キャストレッド作戦のあとも封鎖下のガザにとどまり、パレスチナ人と生活をともにしてきました。しかし、2011年4月、何者かに誘拐され、殺害されました(ハマースはじめ、パレスチナのさまざまな党派が犯行を指弾しました)。

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カイロ停戦協議

■拡散歓迎■


京都の岡真理です。


カイロの停戦協議は、すでに報道されているとおり月曜深夜(19日(火)現地時間午前零時)、期限切れを迎え、24時間の延長になりました。24時間の延長が期限切れとなるのは、日本時間、20日(水)の午前6時です。

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