「『みんな』にとって、楽しい映画祭にするために」のご意見募集中!
パブコメのサイト
http://kansai-qff.org/public_comment/minna/
関西クィア映画祭がパブリックコメントを募集しています。
よければ、ご意見をお寄せ下さい。
以前から思っていたんですが、日本政府ですら企業に対して「セクハラガイドラインを作れ」「セクハラ防止の配慮義務がある」と公式に言っているような状況があります。
では、果たして、「私たち」の運動団体や「私たち」のグループや組織で、自前の「セクハラガイドライン」を持っているところがいくつあるでしょうか。
もちろん企業や行政の例でいっても、ガイドラインさえ作ればいいというものではなく、むしろそれが執行部側の責任逃れに使われることさえあるというのが現実ではあると思います。
しかし、「ガイドライン」という形式をとるかどうかはともかく、「私たち」の運動団体や「私たち」の組織の内部に於いて、執行部側を監視する仕組みを作り、執行部側・呼びかけ人側の社会的責任をグループや組織の内部でちゃんと話し合っておくことは、必要なことだと痛感しています。「私は自分がやりたいから自分で企画をしただけだ」などという無責任な発想に留まるのではなく、公的な形で場を組織し人々に呼びかけを行ったことの権力性と社会的責任を引き受けて、場や企画、組織やグループを作っていくような文化を創っていかなければいけないと思います。
関西クィア映画祭は、昨年と一昨年の映画祭の会場で、全ての入場者の方に対して「「みんな」にとって、楽しい映画祭にするために」というチラシを配布しました。
その趣旨は、チラシにも書いてあるとおりですが、改めて書くと以下の通りです。
私たち映画祭実行委員会は、ただ単に映画を上映するだけでなく、映画祭の会場にいる「みんな」にとって楽しい映画祭を創りたいと考えています。また、映画祭会場で最も力を持っている実行委員会は、映画祭を「みんな」が楽しめるものにするよう努力する責任があると思います。
「みんな」で共にいるために、つい忘れがちな大事なことを確認するために、実行委員会でこの文章を作り配布しています。
(趣旨としては、その場で一番責任のある立場のものが、その場でセクハラなどの問題が起きないように努力する義務がある、ということ。「男女雇用機会均等法」が「セクハラ対策の措置」を事業主に義務化し、企業や大学などが「セクハラガイドライン」などを創っているのと同趣旨のものです)
私たち実行委員会は、「企画の主催者が、場に対して責任を取る」というあり方をコミュニティーにも根付かせたいと思っていますし、また私たちのチラシの内容も一層いいものに改善していきたいとも思っています。
以上の趣旨から、「「みんな」にとって、楽しい映画祭にするために」というチラシについてのご意見募集(パブリックコメント)を実施する事にしました。
あなたのご意見を、お聞かせいただけると、嬉しいです!
●募集の期限 2007年5月31日(必着)
・映画祭が配布したチラシ【「みんな」にとって、楽しい映画祭にするために】は、以下のサイトからダウンロードできます。
・ご意見をお寄せいただく場合は、専用メールフォームでお願いします。
・映画祭への参加経験の有無を問わず、どなた様でもご意見をお送り頂けます。
詳しくは、以下のページをご覧下さい。
http://kansai-qff.org/public_comment/minna/
■■■-関西クィア映画祭は、今年も7月に開催!-■■■●「関西クィア映画祭」とは?
期 間:2007年7月20日(金)〜7月24日(火) の5日間
会 場:HEP HALL(阪急梅田駅下車すぐ HEP FIVE 8F)
サイト:http://kansai-qff.org/
関西クィア映画祭は、セクシュアリティー、ジェンダー、クィアをテーマとした映画祭です。
上映プログラムは6月に発表されます。●「クィア/Queer」って?
クィアとは英語で「変態」のこと。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど、性と性的指向の領域で「ふつう」ではないと考えられている人々が、差別的なクィアという言葉を逆手にとって自称することで、自らの立場をポジティブに捉え直す意味を持ちます。●日本語字幕貸します
関西クィア映画祭では、映画の字幕の貸し出しもしています。
http://kansai-qff.org/jimaku/sakuhin/●あなたの作品を上映しませんか?(上映作品募集中)
●一緒に映画祭を創りませんか?(スタッフ・ボランティアも募集中)●-●6月2日(土)にプレ企画を開催!(大阪天満橋・ドーンセンター)●-●
ジェンダーフリーじゃ、ものたりない!?
トランスジェンダー映画から性別を濃ゆ〜く考える