児童ポルノ単純所持の犯罪化について
児童ポルノの単純所持も禁止することで与党と民主が合意したらしいと聞いたのですが、よく調べるとこれも正確ではないようです(出典:児童ポルノ禁止法の「修正協議」は継続中)。もしかすると、何としても単純所持を禁止したい勢力による世論誘導なのかもしれません。
いすれにせよ、この件についてもホントはちゃんと書くべきだけど、取りあえず資料のリンク。
政権交代があったら何か日本は良くなるみたいな漠然とした期待は、必ず裏切られるでしょう。民主党に期待するのではなく、結果として民主党も方針を変えざるを得なくなるような在野の運動を創らないと、日本は良くならないです。
法案について
- 児童ポルノ法改正案の最新版「論点整理」(保坂展人のどこどこ日記)
- 児童買春・児童ポルノ禁止法改正についての緊急声明(インターネットユーザー協会MIAU)
- 児童ポルノ禁止法改正案緊急声明についての解説
- ポルノ単純所持の処罰は妥当か(福島みずほのどきどき日記)
- マンガ規制・ネット規制問題について(福島みずほチャンネル・動画)
- あなたにも分かる児童ポルノ単純所持処罰化の未来(崎山伸夫のBlog)
- Great Firewall of Japan が構築される可能性について(崎山伸夫のBlog)
- 児童ポルノブロッキングで黄昏ていくであろう通信の秘密(崎山伸夫のBlog)
ちゃんと考えるべきこと
ここで児童ポルノに戻り、以下のように問うべきだろう。現在世界規模で共有されている<反児童ポルノ>の精神は、当時の<反ポルノ>フェミニズムと同じく問題含みなのではないか。私たちはなぜ、ポルノに関するフェミニストの長い議論の歴史を顧みもせず、児童ポルノの法的解決を急いでいるのか。結果的に議論を活発化させ、フェミニストの言説を大いに鍛えてくれる程にまで、女性を貶める表象の問題を認めたがらなかった大衆は、なぜ今、一切を疑うこと無しに児童の性的な表象の問題を早急に認めているのだろうか。
児童ポルノとフェミニズム(CGSニューズレター)
- フェミニズムにおけるポルノグラフィ否定論と肯定論の意外な近さ(macska dot org)
- 小児性愛について(みやきち日記)
- 性犯罪者更生プログラムの是非、および小児性愛者との共生の可能性(ミーガン法 Part 5)(ミーガン法のまとめ @ macska dot org)
- 同性間DVの取り組みから学んだ「公共的想像力」(ミーガン法 Part 6)(ミーガン法のまとめ @ macska dot org)