ばらいろのウェブログ(その3)

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直ちに行動を!


7月12日(土)にガザの諸団体から出された緊急アピールを、岡さんが訳してくれました。





拡散歓迎
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ガザの市民社会から緊急アピール:直ちに行動を! 
2014年7月12日
エレクトロニック・インティファーダ
http://electronicintifada.net/content/urgent-call-gaza-civil-society-act-now/13558
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私たち、血みどろの封鎖されたガザ地区に閉じ込められているパレスチナ人は、世界中の良心ある人々に訴えます。行動してください、抗議してください、イスラエルに対するボイコット・投資引上げ・制裁を強化してください。イスラエルがこの殺戮攻撃を止め、その責任をとるまで。


世界がまたも私たちに背を向けているなかで、この4日間、ガザの私たちは虐殺に次ぐ虐殺にさらされています。あなたがこの文章を読んでいるあいだにも、25人の子どもを含む120人を超えるパレスチナ人が亡くなりました。負傷者は1000人を越えます。その中には、生きている限りその人生を制約する、恐ろしい怪我を負った者たちが無数にいます。負傷者の3分の2は女性や子どもです。


私たちは知っています、多くの者が翌日まで生き延びることができない、という事実を。今晩、大虐殺の音に目覚めたままベッドに身を横たえながら、私たちの誰が、次の犠牲になるのでしょうか? 肉体を引き裂き、四肢を剥ぎ取る、イスラエルの最新式破壊兵器によって、見分けのつかない姿で次の写真に写るのは誰でしょうか?


私たちは、私たちに対する犯罪と抑圧を最終的に終わらせることを訴えます。私たちは、


を訴えます。


イスラエル体制は繰り返し繰り返し証明してきました。圧力をかけられないかぎり、孤立しないかぎり、今、まさに私たちが目にしている集団虐殺を続けるのだということを、そして、何十年にもわたる民族浄化と軍事占領とアパルトヘイト政策をこれからも続けるのだということを。


私たちはこの文章を土曜の晩に書いています。爆弾がここガザ、私たちの頭上に投下されるなか、自宅で、再び、からだを硬直させながら。いったいこの攻撃はいつ終わるのか、誰にも分かりません。7歳以上の者ならだれもが、その脳裏には永久に刻まれているのです、2009年、3週間以上にわたり、330人以上の子どもを含む1400人を超えるパレスチナ人が殺されて、ガザの通りという通りに血の川が流れたことを。


白燐弾その他の化学兵器が民間地区に対して行使され、私たちの土地を汚染し、その結果、癌の増加を招きました。最近では、2012年11月下旬、1週間に及ぶ攻撃で180人以上が殺されました。


今度は何人? 200人? 500人? 5000人? 私たちは問います、世界が行動を起こするには、私たちの命がいったいどれだけ、無用の長物とされればよいのでしょうか? 私たちの血がどれだけ流されればよいのでしょうか? イスラエルが爆撃する前、イスラエル国会議員、極右政党「ユダヤ人の家」のアイェレト・シャケドは、パレスチナ人のジェノサイドを呼びかけました。


「彼ら[パレスチナ人]は消え去らねばならない。彼らが蛇を育てた肉体の家が消え去らねばならないように。さもなくば、さらに小さな蛇たちがそこで育てられよう。」


今現在、イスラエル国家ほどその性格が残忍なものはありません。私たち、その大半が子どもたちである[ガザのパレスチナ人]住民は、彼らにとってすべて蛇でしかないので
す。


ガザのオマル・グライブが言っているように、「幼い少年や少女が悪意に満ちたやり方で殺されている写真を目にするのは、心が打ち砕かれる思いだ。年輩の女性が、日が暮れて断食明けの食事をとっているときに、自宅が爆撃されて殺された写真もそうだ。彼女は、片手にスプーンを握ったまま死んでいた。その姿が頭から消え去るには長い時間がかかるだろう。」


すべての家々が標的とされ、すべての家族が殺害されています。木曜の朝早く、アル=ハッジ家の家族全員が抹殺されました。父親のマフムード、母親のバシーマ、その5人の子どもたち。事前の警告もなく、一つの家族が狙い撃ちされ、その命を奪われたのです。木曜の夜にも、同じことが再び起こりました。警告なく、さらに5人が殺されました。うち4人はガンナーム家の者たちです。犠牲者には、女性一人と7歳の子どもが含まれています。


火曜の朝、カワレの一家は、電話で、3階建ての自宅を爆撃すると告げられました。貯水タンクが攻撃を受け、家族は避難し始めましたが、やがて近隣の住民たちとともに、自宅に戻ってきました。彼らはみな、一家とともに攻撃に立ち向かうために、家にやって来た、地区全体の人々でした。イスラエルジェット機は、屋上に大勢、人間がいるその建物を爆撃しました。民間人でいっぱいだと十二分に分かった上で攻撃したのです。7人が即死、うち5人が13歳以下の子どもです。さらに25人が負傷、8歳のセラージュ・アブドル=アールはその晩、亡くなりました。


おそらく家族は、イスラエル体制の人間性に訴えようとしたのでしょう。イスラエルであろうと、まさか人間でいっぱいの屋上を爆撃したりはしないだろうと。けれども、私たちの周りの引き裂かれた家族たちを目にすると、イスラエルの行動は人間性とは無縁のものだということは明らかです。


ほかの場所では、はっきりと「メディア」と大書きされた車両が攻撃され、フリージャーナリストのハーメド・シェハーブが死亡、ほか8人が負傷、また、赤新月社の救援車両も攻撃されました。複数の病院も攻撃され、患者は避難を余儀なくされ、さらなる負傷者が出ました。


イスラエルの野蛮さを示すこの最新のセッションは、イスラエルによる7年に及ぶ非人間的な封鎖という文脈の中で行われています。物資の主要なライフラインは絶たれ、人はガザを出入りすることもできず、その結果、今、私たちのすべての病院が報じているように医薬品および食料は極度の欠乏状態に陥っています。


イスラエルの攻撃で破壊された何千軒もの家を再建するためのセメントは[ガザへの搬入が]禁じられ、大勢のけが人や病人たちは、緊急の治療を受けるために海外に渡航することが、依然として禁じられており、600人を超える患者がそのために命を落としてきました。


さらなるニュースが入るたびに、そして、イスラエルの指導者たちが残忍さの次なる段階へ移ると約束するたびに、私たちは、さらなる恐怖が私たちを見舞うことを知っています。だからこそ、私たちはあなたたちに訴えます、私たちに背を向けないでと。私たちはあなたたちに訴えます、正義と人間性を求めて立ち上がってください。迫りくる暗黒に直面しながらも、ガザ地区に深く根を下ろして生きる勇気ある男性たち、女性たち、子どもたちを支え、その意志を示してください。国際的な行動をとるよう、私たちは強く求めます。


私たちは呼びかけます、高まりつつある国際的な、ボイコット、投資引上げ、制裁キャンペーンにあなたも参加してください。この犯罪的国家が、再び、かくも暴力的でありながら問題とされないでいる、その責任をとらせるために。


パレスチナ人が、イスラエル体制による情け容赦ない殺戮と破壊の只中で成長しなくてもよい日のために関わろうとする、イスラエルに対して批判的な大衆は世界中で増え続けています。これにあなたも加わってください。
私たちが自由に移動でき、封鎖が解除され、占領が終わり、世界のパレスチナ難民についに正義が与えられる日のために。


今すぐ行動してください。手遅れになる前に!


パレスチナ労働組合総同盟
パレスチナ大学教員協会
パレスチナNGOネットワーク(130団体の包括組織)
パレスチナ女性合同労働組合
医療民主会議
パレスチナ・ゼネラル・ユニオン
保健医療ゼネラル・ユニオン
公務員ゼネラル・ユニオン
石油化学・ガス・ゼネラル・ユニオン
農業ゼネラル・ユニオン
性労働委員会組合
パル・シネマ(パレスチナ映画フォーラム)
青年ヘラク運動
女性闘争委員会組合
シナジー組合(女性支部
パレスチナ女性委員会組合
女性学会
働く女性協会
プレス・ハウス
イスラエルに対するアカデミック・ボイコットを求めるパレスチナ学生キャンペーン
ガザBDSワーキング・グループ
民主的一国家グループ


【翻訳:岡 真理】



本日19日(土)京都では以下の行動があります。


午後5時〜 かぜのね(出町柳)にて
「繰り返されるジェノサイド〜私たちの応答責任〜」岡真理
https://twitter.com/KazenoneKyoto



午後7時〜8時半 三条大橋<ガザのためのピース・スタンディング・ビジル>
・雨天決行
・キャンドル、メッセージ・ボードをご持参ください。
・なるべく黒い服でお越しください。
呼びかけ人:ピースウォーク京都、つばめクラブ